平成29年度(2017年度)調査研究報告会

平成29年度(2017年度)に実施した2つの調査研究の成果について報告し、あわせて平成29年度(2017年度)に新規開校した「とよなか地域創生塾」の活動報告を行いました。


調査研究報告Ⅰ 豊中市民の生活の質に関する調査研究

  報告者:
  熊本伸介 とよなか都市創造研究所 研究員

豊中市の生活課題について、また、主観的厚生分析による豊中市民の生活の質について調査研究を行いました。具体的には、豊中市民は全国の他の中核市と比較したとき、どの程度生活の質を満たしているかを調査しました。また、主観的厚生分析を行い、性別や年齢、所得や学歴など、いろいろな要因を取り除いた後でも、子ども時代の貧困がその後の人生の主観的厚生(生活の満足感、健康感)に影響を与えていることなどを明らかにしました。

調査研究報告Ⅱ 南部地域の活性化に向けた調査研究Ⅱ

  報告者:
  比嘉康則 とよなか都市創造研究所 研究員

人口減少・少子高齢化の進む豊中市南部地域の活性化に向け、何が求められるのか。庄内駅周辺の観察調査による往来者の滞留状況の分析、質問紙調査の自由記述データに基づく地域イメージの計量テキスト分析、20歳~40歳代の地域居住者へのインタビュー調査による地域生活の諸相(居住地選択、買い物行動、つながり、地域の環境評価など)の分析を通じて、今後の地域活性化の方向性について検討しました。


平成29年度(2017年度)とよなか地域創生塾活動報告

  報告者:
  大平晃子 とよなか都市創造研究所 主任研究員

「とよなか地域創生塾」は、地域課題の解決を実践する人材育成を目的とした学習と実践のプログラムを提供する学びの場として、平成29年(2017年)5月に新規開校しました。ワークショップ形式を中心に、合宿や空き家のリノベーション実習などを含む多彩な全20回のカリキュラムを通して、企画力や実践力を身に着けることをめざしました。主な活動内容を報告しました。