平成24年度(2012年度)調査研究報告会・講演会

平成24年度に実施した3つの調査研究の成果について報告しました。また、講演会では、様々な自治体でまちづくりに関わってこられた濱田先生をお招きして、他都市の先進事例を交えながら地域ブランドの課題などについてお話しいただき、豊中ブランドによるまちづくりのあるべき方向性を考える機会となりました。

第1部

調査研究報告Ⅰ 少子高齢化における人口の変化と市政への影響に関する調査研究

報告者:
森 崇徳 とよなか都市創造研究所 主任研究員
報告書執筆者:
西恵子 とよなか都市創造研究所 前主任研究員

本研究では、人口を考慮した政策を展開するため、国勢調査や人口動態統計などに加えて、 住民基本台帳(異動情報)から豊中市における人口の社会増減を集計し、その特徴を明らかにしました。 さらに、地区別にも社会増減を分析し、その成果を報告しました。

調査研究報告Ⅱ 道路整備に伴う居住者特性の変化の調査

報告者:
村山 徹 とよなか都市創造研究所 前研究員

本研究では、旧市街地の道路整備事業による居住特性の変化を分析しました。 小地域単位(街区など)を分析ユニットにして、年齢別人口の時系列変化と空間分布、 独居などの高齢者の居住の質、高齢者の転入・転居といった移動との関連を明らかにし、 その成果を報告しました。

調査研究報告Ⅲ 豊中市の活力・魅力づくりに関する調査研究(Ⅱ)

報告者:
熊本伸介 とよなか都市創造研究所 研究員

本研究では、地域の資源、地域らしさに裏打ちされた「豊中ブランド」を確立するため、 市民に対して「本市の活力・魅力の源は何か」を問うアンケートを行いました。 アンケート調査結果を地域別、世代別などの観点からの分析し、その成果を報告しました。

第2部

講演会 「地域ブランドによるまちづくり」

流通科学大サービス産業学部 教授 濱田恵三さん

本講演では、多くのまちづくりに関わってこられた経験から、 地域ブランドの課題と新視点についてご報告いただき、 豊中市の地域資源と地域ブランドについての示唆をいただきました。