平成15年度
市政研究セミナー
豊中市政研究所では、調査研究の成果をもとに議論を深める場を持つため、市政研究セミナーを開催しました。
当日は、研究員による昨年度の調査研究に関する報告のほか、調査研究の過程でアドバイスを受けた研究者の方にも解説・助言をお願いしました。
都市交通からみた政策課題
2003年11月10日(月)午後6時30分〜 中央公民館 にて
報告者:土井博司 研究員
討論者:高塚航太さん 関西学院大学大学院総合政策研究科 博士後期課程
日常の生活に不可欠な交通問題を地方分権の視点で考える報告を行いました。
まちの交通問題の解決は自治体が責任をもって行うのが望ましいとの考えを基調にその取組みの方向性を参加の皆さんと議論しました。
報告では豊中市の交通の現状と平成11年に改正された地方自治法によって国と地方自治体が対等となったことによる自治体事務の可能性を指摘しました。
意見交換では
@自転車ルールが守られてない現状とその背景の教育のあり方
A自治会レベルでの交通問題への対応の努力とその限界
B交通問題の解決主体をどこに求めるか
など活発な議論を行いました。今後の研究課題であるその方向性と実現方策の論点とあわせて、自治体が市民と関係機関等と協力関係をつくる交通の基本的な 考え方を定めていく必要性について説明しました。また意見交換の時間が少なく再度討論する要望もありましたのでその機会をつくることを考えています。主催:豊中市政研究所・豊中市職員研修所