市政研究セミナー
平成15年度

  豊中市政研究所では、調査研究の成果をもとに議論を深める場を持つため、市政研究セミナーを開催しました。
 当日は、研究員による昨年度の調査研究に関する報告のほか、調査研究の過程でアドバイスを受けた研究者の方にも解説・助言をお願いしました。


孤独死について考える
  ―孤独死について考えることは、私たちがどんな社会をつくりたいかを考えることー   

10月27日のセミナー
平成15年10月27日(月)午後6時30分〜 くらしかん にて
報告者:弘中伸明 研究員
     岡本和久さん 神戸市役所 保健福祉局高齢福祉課
     重野妙実さん (財)こうべ市民福祉振興協会
     田中智幸さん 松下電工株式会社新規事業部
助言者:玉置好徳さん 梅花女子大学 
    

  いわゆる「孤独死問題」というものは、高齢化社会の問題や、地域の連帯の問題、プライバシー保護の問題、個人の価値観の問題などが複雑にからみあった形で現れているものではないでしょうか。
 今回のセミナーでは非常に幅広く重たいこのテーマについて、研究員の自主研究の報告、阪神大震災が起こった神戸市での地域見守り活動の全市展開の報告、 神戸の仮設住宅などでのLSA(生活援助員)の活動報告、事業者としてのITを活用した高齢者見守りサービスの現状と課題の報告がありました。これらの報 告に対して助言者から、社会的孤立をなくすための福祉コミュニティづくりの必要性などのコメントをいただきました。
 助言者のコメントの後で参加者とパネラーとの様々な質疑応答が行なわれ、不本意な孤独死を減らしていくための方策について意見交換が行なわれました。

主催:豊中市政研究所・豊中市職員研修所