平成11年度
市政研究セミナー
豊中市政研究所では、より多くの方に調査研究の成果を知っていただくため、年度ごとに研究報告書を作成していますが、今回のセミナーはさらに一歩進んで、研究成果をもとに豊中市の中長期的課題について論議を深める場となりました。
当日は、研究員による昨年度の調査研究に関する報告のほか、調査研究の過程でアドバイスを受けた研究者の方にも解説・助言をお願いしました。
豊中市の住宅市街地更新と居住者変動のメカニズム
〜都心ゾーン・千里ニュータウン・低層住宅地の30年の変化と今後の課題〜
平成12年11月13日(月)
報告者:藤家寛研究員
助 言:近畿大学理工学部教授 森本信明氏
10・11年度の一連の調査の報告を行い、研究過程で指導を仰いだ先生方のうち、森本教授に解説・助言をいただきました。報告書では政策に結びつく提言まで踏み込んでいますが、当日は2年間の調査内容を把握してもらうことに重点を置きました。
報告書に沿った報告ですので、ここでは内容は省略し、会場での意見、参加者のアンケートをいくつか紹介します。「地道な作業に敬意を表します。豊中市・ 豊中市民が置かれている現状がよく理解できた」というお褒めの言葉から、「状況は分かったが、行政の政策への反映へ向けた、できるだけ具体的な提言が欲し かった」との指摘も受けました。
40名の参加者のうち、半数が市職員、残りの半数を一般市民、民間企業、研究者・専門家が3分するという具合に、議論しやすい状況であったことを考えると、その点は次回への教訓です。
主催:豊中市政研究所・豊中市職員研修所