まちづくり講・交・考

地域を変える市民の力

私たちが暮らしをいとなむこの豊中を
私たちが住み続けたいまちにしていくためには
私たちが地域社会の主体的な担い手となることが迫られています。
このまちの成り立ちと現状を知り、交流を深め、考え、
「住み続けるまち」へと変えていくために・・・。
まず、一歩として学びの講座を企画しました。



 第1回(2004年10月13日開催)

「自治とは何か」という大きなテーマを、歴史の変遷に関連づけて講演。特に1968年のフランスにおけるパリ5月革命を、時代の転換点として高く評価し、これをもって市民に直接的に影響を及ぼすような政策の決定を、議会に任せず市民自らがその場にかかわっていくという「参加民主主義」の誕生とした。しかし、その後登場するサッチャリズムなどの新民主主義と新保守主義の台頭により、民主主義の衰退が始まったという。この流れを踏まえた上で、基本的人権としての自治権の確立が必要であることを強調。さらに真の自治とは「人権の拡大」「民主主義の普遍化」を意味するものでなければならず、その意味で日本は政治劣等国であると指摘された。