講演会    ■日時:2003年06月27日(金)午後6時30分〜8時30分 ■会場:生活情報センター くらしかん

■『分権時代の自治体オンブズマン制度を考える』   

 「オンブズマン」といっても耳慣れない言葉と感じる人が多いと思います。行政 に対する苦情や不満の解決手段の一つとしてのオンブズマンの果たす役割につい て、講師の今川さんの話を聞きながらあなたも考えてみませんか。

オンブズマンって何?
 行政サービスに対する市民の苦情や不満を解決し、行政の監視や改善を目的とした機関で行政とは独立して設置されます。19世紀にスウェーデンで生まれ、 日本の自治体でも1990年代から設置され始めています。行政一般を対象とする一般オンブズマンと「福祉」「子ども」「男女平等」などの特定の分野を専門 にした特殊オンブズマンがあります。

◆講 師:四日市大学総合政策学部教授 今川 晃さん
◆参加者:50名(市民・市職員等)

講演会の様子

◆講演内容

 @オンブズマン制度の意味と機能の変化
  議会型や行政型、市民オンブズマンや公的オンブズマンといったオンブズマンの制度の類型・歴史、また、行政統制や苦情処理といったオンブズマンの機能などについて。
 A行政職員・機関の役割とこれからのオンブズマンの効果(アカウンタビリティ)
  オンブズマンは万能薬ではないという前提に立ち、情報公開と情報提供により、自治基盤を形成するための支援を主要な機能として持つことの必要性について。
 Bひとつの提言
  オンブズマン・福祉、地域社会づくり担当課・NPOが同居する「市民総合支援センター」をつくるべきだという提言がありました。